WHGC Advisors
アドバイザー
日本のみならず世界で活躍が認められている研究者や経営者がWHGCアドバイザーとして参画。
人と社会の健康を第一線で探求するアドバイザー陣に直接学び、対話を通じて、課題の本質を捉えていく。
慶應義塾 常任理事
天谷 雅行
1985年慶應義塾大学医学部卒業、1989年同大学院医学研究科修了、1989-1992年米国NIH留学、1996年慶應義塾大学医学部皮膚科専任講師、2005年同教授。2007-2013年慶應義塾大学副病院長、2013-2017年同医学部長補佐、2017-2021年同医学部長。2021年より慶應義塾常任理事。2013年より理化学研究所統合生命医科学研究センターチームリーダーを兼務。National Academy of Medicine (米国) 国際会員(2016- )、日本学術会議会員(24-25期)。日本研究皮膚科学会理事長(2011-14)、日本皮膚科学会理事長(2018- )。専門は皮膚科学、免疫学。
東京大学 大学院医学系研究科
脳神経医学専攻神経病理学分野 教授
岩坪 威
1960年2月兵庫県生まれ。現在東京大学大学院医学系研究科・神経病理学分野 教授、同附属病院早期・探索開発推進室長、国立精神・神経医療研究センター神経研究所所長・理事、日本認知症学会代表理事を務める。昭和59年東京大学医学部卒業、東京大学神経内科、脳研病理、薬学部臨床薬学教室を経て現職。アルツハイマー病・パーキンソン病等の神経病理学、アルツハイマー病治療薬開発に関する研究を専門とする。米国神経学会ポタムキン賞、メットライフ医学賞、第一三共高峰賞、日本医師会医学賞などを受賞。
慶應義塾大学
再生医療リサーチセンター センター長 / 教授
マサチューセッツ工科大学 客員教授
岡野 栄之
1983年慶應義塾大学医学部卒業、同年慶應義塾大学医学部生理学教室助手(塚田裕三教授)、1985年大阪大学蛋白質研究所助手(御子柴克彦教授)、1989年米国ジョンス・ホプキンス大学でのポスドク研究員、1992年 東京大学医科学研究所助手(御子柴克彦教授)を経て、1994年筑波大学基礎医学系分子神経生物学教授、1997年大阪大学医学部神経機能解剖学研究部教授、2001年に慶應義塾大学医学部生理学教室教授。その後、慶應義塾大学医学部長、医学研究科委員長を務める。2022年よりマサチューセッツ工科大学客員教授、2024年4月より、慶應義塾大学再生医療リサーチセンター長・教授。神経幹細胞、iPS細胞、再生医療の研究に従事し、脊髄損傷に対する治療やALSおよびアルツハイマー病などの神経変性疾患に対するiPS細胞由来のモデル化と薬剤開発の研究に取り組む。現在、日本再生医療学会理事長。2024年7月 国際幹細胞学会(ISSCR)のPresident Electに就任
東京大学 卓越教授(宇宙線研究所)
2015年ノーベル物理学賞受賞者
梶田 隆章
東京大学理学部附属素粒子物理国際研究センター助手、東京大学宇宙線研究所助手、助教授を経て1999年9月より教授。2008年より2022年3月まで14年にわたり宇宙線研究所長を務める。
岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下1000メートルに設置された実験装置「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」を使った実験に参加。
「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」により、2015年にノーベル物理学賞を受賞。1999年に仁科記念賞、2010年に戸塚洋二賞、2012年に日本学士院賞、2015年に文化勲章受章、文化功労者。
現在は、大型低温重力波望遠鏡KAGRAのリーダーも務める。
中部大学 卓越教授
東京大学 名誉教授
黒田 玲子
お茶の水女子大卒、東大大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。英国ロンドン大学キングスカレッジ/英国がん研究所勤務を経て、東京大学助教授・教授。定年退官後、東京理科大学を経て現職。専門は化学・生物学で特に左右性を研究。猿橋賞、ロレアル-ユネスコ女性科学賞、アカデミア賞等受賞。スエーデン王立科学アカデミー会員。科学コミュニケーション、科学技術政策にも関わり、中教審、教育改革国民会議、総合科学技術会議議員、国際科学会議(ICSU)副会長等を歴任。ローマクラブ会員、TWAS フェロー、INGSA(国際政府科学助言ネットワーク)-Asia board member等。
神戸大学 副学長
科学技術イノベーション研究科 教授
近藤 昭彦
1988年、京都大学大学院工学研究科・化学工学専攻博士後期課程を修了(工学博士)し、同年に九州工業大学工学部応用化学科講師に就任。2003年神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻教授、2016年科学技術イノベーション研究科長を経て2021年より副学長に就任。また、2012年理化学研究所環境資源科学研究センター(CSRS)チームリーダーを経て、2020よりCSRS副センター長を併任。2017年日本学術会議連携会員。BioPalette(ゲノム編集)、Synprogen(ゲノム合成)、AlgaeNexus(微細藻類)、Bacchus Bio innovation(バイオファンドリー)など複数の企業の創業者である。これまでに720報以上の査読付き国際論文を発表している。
慶應義塾大学 名誉教授
末松 誠
1983年慶應義塾大学医学部卒。医学博士。同内科学教室助手を経て1991年よりカリフォルニア大学サンディエゴ校応用生体医工学部バイオエンジニア。2001年慶應義塾大学医学部教授(医化学教室)2007年ー2015年同医学部長。2015年4月国立研究開発法人日本医療研究開発機構初代理事長。2020年4月現職に復籍。2018年リトアニア共和国国家勲章。2019年安藤百福大賞。2021年福澤賞。専門は生化学・代謝システム医学。
大阪大学 医学系研究科
保健学専攻 特任教授
杉山 治夫
大阪大学医学部を卒業し、1995年、大阪大学医学部教授に就任。その後、大阪大学大学院医学系研究科特任教授に就任。苦痛の強い骨髄穿刺なしで末梢血液から体内に残存する白血病細胞を定量できるWT1 mRNA定量検査を開発。急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群に保険採用され、白血病治療に必須の検査として汎用されており、ヨーロッパにも輸出されている。さらに、白血病やほとんどの固形がんに有効であるWT1がんワクチンを開発。WT1がんワクチンは、現在、製薬化のための治験が精力的に行われている。さらに、将来念願のWT1がん予防ワクチンの開発にも注力している。
東北大学 加齢医学研究所 教授
瀧 靖之
東北大学加齢医学研究所及び東北メディカル・メガバンク機構で脳の MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでにのべ約16万人に上る。
「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表している。
著書は、「生涯健康脳(ソレイユ出版)」「賢い子に育てる究極のコツ(文響社)」「回想脳(青春出版社)」「脳医学の先生、頭が良くなる科学的な方法を教えて下さい」(日経BP)」始め多数、特に「生涯健康脳」「賢い子に育てる究極のコツ」は共に10万部を突破するベストセラーとなり、海外でも複数カ国語で翻訳本が出版されている 。テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、NHK「NHKスペシャル」、NHK「あさイチ」、TBS「駆け込みドクター!」など、メディア出演も多数。
株式会社坪田ラボ CEO
慶應義塾大学名誉教授
慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会代表
坪田 一男
1980年慶應義塾大学医学部卒業。1985年日米の医師免許取得後、ハーバード大学角膜クリニカルフェロー修了。1998年東京歯科大学眼科教授、2004年母校慶應義塾大学医学部眼科教授に就任。
日本のアイバンクにアメリカ式のシステム導入や幹細胞移植による再生治療などの実績で日本全国から患者の紹介を得た。医学部ベストティーチャーズアワード複数回受賞、研究はドラ イアイ、近視を中心にH-INDEX125を超える。
2015年に(株)坪田ラボを創業。
2017年慶應義塾大学大学院経営管理研究科 EMBA(Executive MBA)取得。2019年MITスローン経営大学院起業家精神開発プログラム修了、2020年ハーバードビジネススクール ヘルスケアデリバリー戦略修了。
2022年 坪田ラボを東証グロース市場に上場させ、世界の近視、ドライアイ、 老眼の課題解決のため切磋琢磨している。
東京大学医科学研究所
先端医療研究センター 先端がん治療分野 教授
藤堂 具紀
1985年東京大学医学部医学科卒業。医学博士。1990年独エアランゲン・ニュールンベルグ大学脳神経外科、1995年米ジョージタウン大学脳神経外科、1998年同 助教授、2000年米ハーバード大学マサチューセッツ総合病院脳神経外科 助教授、2003年東京大学医学部脳神経外科講師、2008年東京大学大学院医学系研究科特任教授。2011年から現職。専門は悪性脳腫瘍治療、ウイルス療法開発。日本癌学会理事、日本脳腫瘍学会理事。著書に「がん治療革命 ウイルスでがんを治す」(文春新書)など。
スタンフォード大学 医学部幹細胞生物学
再生医療研究所 教授
東京医科歯科大学 高等研究院
卓越研究部門 特別栄誉教授
中内 啓光
1978年に横浜市立大学医学部を卒業。在学中にサンケイスカラシップ海外奨学生として1年間ハーバード大学医学部へ留学した。1983年に東京大学大学院医学系研究科より医学博士号を取得後、スタンフォード大学医学部遺伝学教室博士研究員として留学。帰国後、順天堂大学、理化学研究所、筑波大学基礎医学系を経て2002年より東京大学医科学研究所教授に就任、2008年より東京大学に新しく設置された幹細胞治療研究センターのセンター長並びに東京大学iPS研究拠点リーダーを務める。2014年からStanford大学教授を兼務。本年4月より東京医科歯科大学高等研究院に移動。大学院時代より一貫して基礎科学の知識・技術を臨床医学の分野に展開することを目指している。
大阪市立大学 名誉教授
西澤 良記
大阪市立大学医学部卒業(1970)、同大学院医学研究科内科系専攻内科学2課程修了(医学博士)および米国カリフォルニア州立大学ロサンジェルス校医学部内分泌部(1975)、
その後、大阪市立大学助手(1979)、同講師(1986)、同助教授(1989)、同教授(1999)、同大学院教授(2000)、同医学部附属病院副院長(2002)、同大学院医学研究科長、医学部長(2006)、米国トーマスジェファーソン大学客員教授(2007)、大阪市立大学理事長兼学長(2010)、公立大学法人大阪理事長(2019)。
スタンフォード大学 医学部精神科 教授
西野 精治
1955年大阪府出、医師、医学博士、日本睡眠学会専門医、精神保険指定医。
1987年、当時在籍していた大阪医科大学大学院からスタンフォード大学医学部精神科睡眠研究所に留学。突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の原因究明に全力を注ぐ。1999年にイヌの家族性ナルコレプシーにおける原因遺伝子の発見に寄与し、翌2000年にはグループの中心としてヒトのナルコレプシーの主たる発生メカニズムを突き止め。2005年にスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所(SCNL)所長に就任。睡眠・覚醒のメカニズムを、分子・遺伝子レベルから個体レベルまでの幅広い視野で研究している。「睡眠の謎を解き明かして社会に還元する」を最重要課題としている。2017年に出版した一般睡眠啓蒙書「スタンフォード式 最高の睡眠」は33万部を超えるベストセラー。2016年より一般社団法人良質睡眠研究機構の代表理事に就任。
東北大学 名誉教授
原山 優子
1996年にジュネーブ大学にて教育学博士取得。1997年には同大学経済学博士取得。1998年からジュネーブ大学経済学部助教授、2001年から経済産業研究所研究員を経て、2002年より東北大学大学院工学研究科教授に就任、科学技術イノベーション政策、産学連携、大学改革などに関する教育・研究に従事。2006年~2008年に総合科学技術会議非常勤議員、2010年から経済協力開発機構(OECD)の科学技術産業局次長を務め、2013年~2018年総合科学技術・イノベーション会議常勤議員。2020年〜2022年理化学研究所理事。東北大学名誉教授。